Il VOLO 【 イルヴォーロ 】コンサートで投げキッス要求事件【NotteMagica】

いまやイタリア本国でも最も有名なボーイズグループとなったIl Volo【 イルヴォーロ 】。数年前のサンレモ以来、毎年イタリアでもツアーをしている il Volo なのだが、行きたいと思いつつタイミングが合わず・・・。

(いま、イル・ヴォーロ 来日中なんですね。どうりでアクセスが伸びてるはずだ)

2017年7月。Il VOLO は2017年の主要都市のNotteMagicaツアーを終え、マイナー都市を巡っていた。

その時イタリアに居た私は、Il VOLO のコンサートに行くことを見込んで旅程を立てていた。子宮頸がんもなんのその。告知から1か月たっていない不安な状況でも行きたいものは行きたい。

IL VOLO ( イルヴォーロ ) @ ルッカサマーフェスティバル

トスカーナ州の都市ルッカ。年1で開催されるイタリア最大のアニメイベントでオタクの聖地として知られているが、城壁に囲まれたロマンチックな景色の中世都市だ。

その中世の街の真ん中に特設ステージを備えて、毎年ルッカサマーフェスティバルというコンサート・シリーズで展開される。

夜ごとに演奏するアーティストが変わるタイプなので、日本でいうフェスとは違う。中世の街並みの広場に、コンサート会場が夏の間だけできる。そんな感じだ。

そのルッカサマーフェスティバルの会場で、Il VOLOがコンサートを行うのは7月の21日。開園時間は夜の9:30。

フィレンツェに滞在していた私は、ルッカ―フィレンツェ間の終電として記載のある深夜便に乗れない可能性も視野に入れ、徹夜覚悟にルッカに向かった。

ちなみに会場はこんな感じ

http://www.noitv.it/2017/11/convenzione-summer-festival-via-libera-anche-dalla-giunta-180707/

 

私がついたのは夜8時くらいでまだ明るく。この会場スペースの四方は柵に囲われていて、チケットのある人しか柵内に入れない。逆に言うと、入ってしまうと中で行動することになり、その広場に面したバールなどの店にしか入れなくてちょい不便だ。

ちなみに席は前から2列目の右側、演奏者から見て左端のブロックだったのだが・・・コンサートがスタートして、この席の欠点に気付くことに。そう、イル・ヴォーロのメンバーが建つのは左がわ(ステージから見て右側)なのである。2列目でも遠いわ。

Il Volo は孫にしたいNo.1?おばあちゃん人気がすごい

これは自分の席からとりました。要するに目の前はステージがな端っこなのね

 

会場について驚くのがその年齢層の高さだ。親子で来てる人も多いのだが、娘の年齢が既に私より上っぽい人が多い。つまりは60代以降の夫婦とその子供世代の中高年層が多い。

SNSやインストアイベントは若いファンであふれている姿がネットからは伺えた。それで、なんとなくアイドル的な感じで若いファンが多いのかと思ったが、高齢層のアイドルでもあるIL VOLO

この後コンサート中に、如何にイル・ヴォーロがお祖母ちゃんのアイドルとなっているかを目の当たりにするエピソードが起こる。

若い人も中には居るのだが、この日、観客の大部分を占めていたのも目立ったのも、グレーヘアーの高齢層であった。


一曲目はトゥーランドットから

9:30になってオーケストラfilarmonica Veneta が着席し、演奏を始める。程なくして一曲目のために現れるIl VOLO のGianluca、Ignazio、Piero。

一曲目は定番、NessunDorma。トゥーランドット。

思ったより遠い。Gianlucaがイケメンなのかどうか分からない遠さだ。声はもちろんよく聞こえる。当然ながら、迫力がある。(普通に感激しますね)

イルヴォーロが歌う構成はたいてい落ち着いた声のGianlucaからの入りで、伸びやかで表現力豊かなIgnazioの声と、安定感と重低音パワーのあるPieroの声(ピッチの安定感も3人の中で随一だと思う)が入って来て迫力を増していく。

メンバーの23歳の若いグループでありながら、クラシックを歌って、会場全体の雰囲気も観客も全部巻き込んで一体感を作っていくパワーのあるステージパフォーマンス。

歌の力ももちろんだけれど、イルヴォーロのコンサートの楽しさは何といっても茶目っ気とユーモアたっぷりのトークだろう

トークが占める時間的な割合も多い。3人の掛け合いがコント並み。もちろん、台本ちゃんと作ってるのだろうけど。トークから曲を紹介する流れ、トークのミスも、アドリブも、エンターテイナー性に溢れている。

例えば、この日はアメリカ人のファンも多く訪れていたのだけれど、そのアメリカ人の味覚をおちょくるトークネタも出てきた。

百聞は一見に如かず。

色々書いても面白くないと思うので、実際のコンサートを見に行って、その楽しさを味わってほしい。

ちなみにセットリストは以下のような感じ。日本公演はこれに羽生結弦選手がエキシビションで使用したSwan(notte stellata)が当然ながら組み込まれ、他にもベストヒットカバー的な選曲になるんだろうな。

セットリスト

Nessun Dorma
Granada
Mattinata
Una Furtiva Lagrima
La Danza
E Lucevan le Stelle
Torna a Surriento
Orchestra Preludio Carmen
Core ‘grato
Ave Maria Mater Misericordiae
Paese d’o Sole
Maria
My Way
Tonight
Surdato ‘nnammurato
Cavalleria Rusticana
Caruso
En Aranjuez con tu Amor
No Puede Ser
‘O Sole Mio
Libiamo ne’ lieti calici

Grande Amore

おばあちゃん投げキッス要求事件

前述のとおり、私の席はかなり右端に近く、前列ながらIl VOLOの3人からは遠い位置にいた。(武道館で言えば、右端から2つ目のブロックの最前列くらいの位置で、メンバーが花道よりも左側のブロックの前に立っている感じ)

曲が終わるごとに3人は観客の声援に答え、投げキッスや手を振るなどしていた。

私より5席くらい中心寄りの所に居るおばあちゃんが、いきなり立ち、叫んだ。

 

「Ignazio!!!そっちばっかり行かないで、こっち来て!私もキッスが欲しいの。こっちへ来て、私に投げキッスをして!

 

それに対するIgnazio

「『こっちへ来て!』ていうんじゃなくて、そこ(上手がわ)の席のチケットを買わないで、こっちがわ(下手がわ)のチケットを買えばいいのに。

冷たい(笑)。話すトーンやキャラがおとぼけなので、きつい感じには響かず、笑いを誘うが。

すかさず、イケメンキャラのGianluca、

「Ignazio、俺が君だったら、今すぐあのシニョーラの所に行って、投げキッスをするけどな」

上手(かみて)の方を向いたIgnazioは歩き出すと、途中でオーケストラ手前のハンカチをとり、おばあちゃんの手前まで移動。

そこでハンカチにキスをすると、おばあちゃん目掛けて投げた。

これ、演出じゃないよね?ほかの公演動画をみても、このシーンは確認できなかったので、正真正銘の嬉しいアドリブと思いたい。

確かに、上手がわに座ってる人間は、もうちょいこっち側に来てほしいと終始思ってしまう動きのないステージだったことは確かなので。Ignazio好きとしては、こっち側に来てくれる場が増えたのはうれしい。


イルヴォーロ 定番のクライマックスソング Grande Amore & ステージを降りて握手

コンサートは途中にイル・ヴォーロのメンバーを休憩させる目的もあると思うが、オーケストラ演奏が何度となく挟まって来る。トークも多い。ということで、総時間は結構なもの。

またGianluca、Ignazio、Pieroそれぞれにソロソングが何曲かずつある。

そんな中で、特に盛り上がる曲がいくつかあると思う。あくまで個人的な感想だけれど、幕開けのNessunDorma、定番のO Sole Mio、Carusoなど。

(今回の公演に入ってないのは分かっていたけれど、個人的には、本当にCinqueGiorniが好きなので聞きたかった。Ignazioの解釈で歌うCinque Giorniがめちゃ良いので。)

そして個人的な感想ではなく、明らかに盛り上がる曲でクライマックス:アンコールはGrande Amore。オリジナル曲が少ないイルヴォーロだけれど、この曲だけはファンでなくても知っているオリジナルのヒットソング。

イタリアのライブは行くと大体そうなんだけれど、アンコールの時には観客に自席を立たせて、ステージの周りに集める。

今回も、Grande Amoreをアンコールで歌う際に、ステージ前に集まるようメンバーが観客を煽る。

この位置で全部見たかった・・・。

 

アンコールが終わると、観客に手を振るだけでなく・・・ジャンプ。

PieroとIgnazioの二人がステージ下に降りて、観客の前を往復して握手などする合間。観客のそのキャーキャーワーワー声をよそに、Gianlucaはステージの上から手を振って観客とお別れ・・・。王子様キャラはステージを降りないのね。

国外から駆け付けたファンが多かった イルヴォーロ のコンサート

コンサートが終わったのは深夜0時。実に2時間半近いショーだった。

終わって会場をでて駅に向かう。人ごみの中を歩いて気づくのは、イタリア人以外の多さ。アメリカ人をはじめとする、イタリア語を話せない人たちが沢山歩いている。トークの内容は分からなくても、海を越えて来るのね。(単純にバケーションに来てたんだろうけど)そんなファン魂を持ち合わせていない私は感心する。

駅で終電の代わりに走るバスを待っているときに、スペイン人の女の子と、また別のスペイン人の男の子と会った。彼ら、両方ともこのコンサートに一人で来たらしい。しかも、この二人も全然イタリア語ができない。

こうやって外国から、一人でコンサート目当てに来る人って珍しくないんだ・・・。今までコンサートのために一人で旅行する自分が結構珍しい人種だと思っていたのだけど。

その後、乗ったバスは満席。このバスは近隣のピサ行きで、折り返しフィレンツェ行きとなったのだが、イル・ヴォーロのコンサートに来ていた外国人は全員フィレンツェまでの乗客だった。

フィレンツェに着いたのは深夜3:00。遠いところから、結構みんな頑張ってくるのね。でも、みんな同じ目的、ルッカまでIl Voloのコンサートに行くために来てたんだと思うと、なんだか心強く、楽しい深夜移動になった。

さて、こんな苦心してIL VOLOのコンサートにはるばるイタリアのルッカまで行ったのだが、今この瞬間、イルヴォーロ は日本に来ているらしい。
しかもソールドアウト、チケット売買サイトも競争率が高いようで・・・。

うーん、なんで検索した時に情報でてこなかったんだろう。実は、IL VOLOのブログ記事のヒット数が急に上がっていて、可笑しいと思って気づいたのだ。
知っていたら、日本のチケットも抑えたのに。( ;∀;)



・イルヴォーロ メンバーの特技、名言、ゴシップなど最新の情報を交えてクローズアップしてみました。

Gianluca Ginoble ーイルヴォーロのイケメン「イタリア語で歌うからこそ成功する」

Ignazio Boschetto :イルヴォーロのマルチタレント

     イルヴォーロのPiero Barone 25歳からの高校卒業

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この記事を書いた人

Macaron

イタリア語・英語の通訳、翻訳などをしているトライリンガル。しかし仕事をしてるより放浪してる方が多い。