ガンと診断されて 良かったこと2017

2017年も終わる今日この頃。早かった。6月末に子宮頸がんの検査で腺がんが出てから。ジェットコースターのように生活が変化して、あっという間に今年が終わる。腺癌と言われたことで負の感情を煽られた時期は苦しかったが、 ガンと診断されて 良かったこともあった。

私の場合は、子宮頸がんの腺癌と診断されたのが実質オバーダイアグノーシス(過誤)で、今元気になってるからこそ、良かったと思える結果もついてきたのかもしれないが。

ガンって言われたからこそある今の生活で、良いところをピックアップしてみた。

ガンと診断されて-良かったこと

 身体を休める事ができる

結果的に会社を辞めた。これが大きい。根本的な不調と免疫力の低下は、会社の業務体制が原因だったため、がん検診をせず、そのまま仕事し続けていたら、もっと自体は悪い方に進んでいただろう。

身体は急に悪くなるんじゃなくて、徐々に悪くなっていく・・・。徐々に悪くなっていくから大体どこからヤバイのか気づかない。

もし気づいていなかったら、別の地点でガクーンと更に下がって来てるときに気付くことになる。

会社を辞めたことで、神経と肉体のストレスから解放され、十分な休息をとる生活になった。十分な睡眠をとって、頭がクリアーになると、仕事もそのほかの事も、かなり冷静に見つめ、判断することができる。体を休める事は、精神と脳みそと能力の回復にもなるのだ。

白髪が減った

身体を休める事ができたからか、ストレスフルな労働体制から逃れたからか分からないが、この1年で一気に増えた白髪。根本に近いとこだけ白髪だな~という髪の毛が多数増えた。

それが仕事を辞めて4カ月。白髪は減った。どこにあるのか分からないんだから。

顔色が良くなった

また、1年で老け込んだと思われる要素のもう一つである肌の状態も少しずつ改善してきた。きれいな肌とは言えないが、疲れ肌でなくなった。写真をアップで撮るとよく分かるのだけれど、すっぴん&フィルターなしでも見られる顔に。しわも改善。

年だから一気に老けこんだだけと思っていたが、どうやら違っていたようである。免疫力低下で体が劣化していたようだ。

会社の管理体制を見極める

身体を休めていると、社会人復帰できるか心配になるところではある。だけど転職活動で色々な会社を訪問してみると、業務管理をする気がある会社とない会社がある事がわかる。まともな会社に面接に行くたびに、やはり前職の職場管理体制は最悪だったなという自分の中での理解が確信に変わった。

仕事をしていると、何となく「無理してでもやるのが美徳」という同調圧力に洗脳されてしまうし、就職活動中も如何に自己犠牲というかプライベートを犠牲にする覚悟があるかみたいなところを求める会社の神経がまともだと思ってしまう傾向にある。

いやいや、健康が第一。健康に必要な自己管理は、自己管理できる状況の元にいる事が第一条件でしょ。という前提をすっかり忘れてしまう傾向にある。それを忘れてはいけない事に体を壊すと嫌でも気づける。

そして、体を第一にして仕事をしようという姿勢を肯定するのに、最も説得力があるポジションにいるというのはメリットだ。

 

面接でガン診断の話をすると、その会社の勤務管理体制については容易に察することもできる。それくらいで辞めるなんて・・・とか、ガンにかかる軟な人なんて・・・という表情を返してくる会社を除外するという見定めが早い段階で出来る。

時間は有限、そして体力も有限。人間はどう頑張ったって時間が延びれば疲れて生産性が落ちる。年と共に体も脳も老化するし、体力は低下するし、ガタも来やすくなる。そういった事を理解できない会社にいる事はデメリットにしかならない。死ぬ時期を早めるだけだ。

マンパワーで生産性を上げるとはどういう事が理解して体制づくりをしている会社を見極める目と、できない会社を瞬時に切り捨てる判断力が得られたことは、これから持続力のある仕事を探すのにも、仕事に取り組むにも役立つだろう。

自分を利用しようとする人を遠ざける

自分を利用しようとして近づく人、近いようで利用価値だけ求めている人と縁をスパスパっと切るようになった。

利用しようとする人だけじゃないけれど、どうでも良い人、私が困っても一ミリも助けてくれないであろう人の事は、私の方からもどうでも良いという扱いをすることが自然にできるようになった。

以前は、自分の事を気に掛ける人かそうでないか、判断できないようなところがあった。それが簡単に分かるようになった。

自分が命に関わる病気かもという話をしたら、ひたすら「健康的な食事してればガンにならない」「スーパーフード食べてればならない」とかいう人は、一瞬にしてサヨウナラ。病気の話して、めんどくさそうな態度の人も、避ける人もサヨウナラ。

新しく知り合う人についても、それ以上知り合わない選択肢が早々にできるようになった。新しい事にも人にも常に好奇心、だけどそれを少し離れて客観的に見る自分がいつもいる感じ。離れてみている自分が判断している。

人に対しても物事に対しても、基本的に考え方がシンプルになった気がする。大事かな?大事じゃないかな?って迷う、考える余地があるなら、それって全然大事じゃないんだ。頭でわかるんじゃなくて、感覚的にそういった判断と実行ができるようになった。

医学・医療への理解が深まる

これまでは血液検査結果などの結果も「標準ならいいや」ぐらいにしか見ていなかった。

それが、ガン診断を受けて、病理について、がん細胞について、手術について、医師について、病院選びについて、暇さえあればというより暇を絶対見つけて次々調べる・読むようになった。

Molecular biology of cancerなんてガンと無関係な状態では絶対に読む気にならなかった。そのほか医師の著書も3冊購入して読んだ(ゴシップ系の医師ではない)のは、やっぱりガンだと診断されたことが直接のきっかけだった。

ガンと診断されて 時間の節約になったのかも

ガンと診断されたことや、手術後に血管が切れて貧血になったこと自体は大変だったし辛かった2017年。だけど、あと数年後に同じことが起こるのではなく、今年でよかったと思う。病気が切っ掛けで気づいたこと、分かったことで、来年以降の時間や労力を消耗し続ける事を未然にストップすることができたのだから。

あくまで早い段階で診断を受けた立場だからこそ、今は良かったと思えるのだけれど。

 

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この記事を書いた人

Macaron

イタリア語・英語の通訳、翻訳などをしているトライリンガル。しかし仕事をしてるより放浪してる方が多い。