本当に腺癌? 病理 診断が違っていた可能性 

7月16日の日曜日。🐕先生に相談に行った日。

相談に行った後、鎌倉のビュートリアムに行って髪を切った。ここ2週間くらい、まったく見た目に気を遣う余裕も意思も抜け落ちていたけれど、気分を取り直して。

気分的にも🐕先生に話したことでスッキリし、髪もスッキリした。この主治医から解放された感は大きい。そして、この日は夜に🐕先生から私のカルテ、病理 診断を確認した結果を教えてもらえることになっていた。

🐕先生からの電話 : 病理 の途中経過報告

夜10:30。家の電話が鳴った。🐕先生だ。

「前回の組織診のほうも、顕微鏡の見た目では分からなくて、染色反応で初めて上皮内腺癌って出てるんです。あんまり・・・見た目で腺癌分からない事ってないと思うんですが、今回もいま染色に出していて。うちの病院ではできない染色なので、外に出しています。ですから、来週の火曜日に病院に来られても最終的な結果はまだ出ていません。結構外に出すと時間かかるんで、たぶん7月末に出るか出ないかくらいだと思うんです。――病理の先生も、いったん自分の出した結論は中々覆さないので・・・」

要するに、腺癌じゃなかったかもしれない・・・って事だろうかこれは。 または腺系の異常だとしても、ガンとは言えないような感じってことか・・・・。それとも単純に前回も今回も染色が終わったら、やっぱり腺癌ですってことになるのか。ますます他でちゃんと調べてもらわなくては。

🐕「とりあえず、火曜日は結果は聞きに行く必要はないと思います。どうします?ここで治療されるつもりは・・・?」

「結果がどうであれ――追加治療が必要と出ても、経過観察でも――別の病院で再度、病理診断をしてもらおうと思います。」

🐕「私もその方がいいと思います。紹介状とプレパラートの貸し出しは私の方で手配するので。紹介状いつだったら取りに来られますか?」

「いつでも、大丈夫です。」

🐕「じゃあ、結果が出たら電話でご連絡するので、その時に紹介状も、ということにしましょうか。」

「はい。お願いします。ありがとうございます。」

鬼門となっていた転院の紹介状とプレパラートも手配完了。

こうなってみると、最初に診断が出た時に相談して、がんセンターなり、ガン拠点のどこかに紹介しなおしてもらえば良かった。手術までに時間がかかるのは危ないからと言われて諦めた事を悔やむ。担当医が勧めないことを押し切るのは良くないと思ってしまった事を悔やむ。結果、この3週間、無駄だったんじゃないかと。時間も、心労も、お金も。

病理 診断 の 不確実性

結論。どの分野でも同じ話かもしれない。人間のやることにエラーはつきもの。ヒューマンエラー。

エラーを減らすために専門家が居て、勉強と経験を積む。専門家の中にも高いレベルを保っている人もいれば、イマイチなレベルの人々もいるだろう。どの仕事もしかり。

その業界の中においてもエキスパートな存在と認められている「高い水準」を保っている人や組織構成ならエラーは少なくなる(きっと)。間違いが起こる状況の想定をして未然にエラー対策を立てていればエラーは減る。

が、それでも、やっぱり限界がある医学を学んだ限界のある人間が判断している以上、間違いやミスなどエラーはあるだろう。To Err Is Human, for a Pathologist to Apologize Is Uncommon (人のやることにエラーはつきもの、だけど 病理 の誤りを認めることはほとんど無い))

エラーが起こることは必ずある。だが、それをミスとして扱うことはほとんどない。なので、医療ケアを提供する側は、そういったリスクファクターを重要ポイントとして、客観的に患者に説明しておいてほしい。

そうすれば受け取る側も、診断内容を盲目的に信じてはダメなのだと分かる。診断に疑問がない場合は、信用するという選択肢を患者自身でとる。それが間違っていても、自分はそれ以外の可能性を疑う不安材料があったわけではないのなら、それは医学の限界ということで受け入れる事ができるだろう。(診断違いで死んだりしたら、それでも受け入れられないと思うが。)

ただし診断内容に不可解な点や、矛盾や納得いかない点があるなら、患者側にできるのは、その納得いかない内容について担当の医師本人に伝えるだけでなく、同時に別の医師の意見や、別の組織のプロに聞いて検証・判断し、場合によっては病理再評価依頼、再検査を依頼する事。時間がたとえかかっても。でないと、不安で疲弊して、精神崩壊しながら過ぎてしまった時間を後悔する結果だけが残るから。

教訓、急がば回れ。回って検証せよ。

 

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この記事を書いた人

Macaron

イタリア語・英語の通訳、翻訳などをしているトライリンガル。しかし仕事をしてるより放浪してる方が多い。