診断結果 悪性- 子宮頸がん 「腺癌」と言われて

6月27日。8:55頃に病院に到着。エントランスに続くスロープを上っていると、そこには携帯で話し中の医師が見えた。

あれは確か担当医の・・・名前なんだっけ。すれ違い際に、私はそう思いながら病院に入った。なんとなく電話はまだ続きそうだった。だとしたら9:00から診察スタートしないだろうな。

それが関係してかどうか、9:50になっても呼ばれず。

「あの~、9:00予約で来ているんですけど、何時くらいまで待ちますか?今日はすぐ終わるって言われて来たんですけど」

前回の会計忘れられ事件もあるので、ここは口うるさく確認しとくべきと看護師を呼び止め尋ねた。ちなみに病院は私が到着した時点では、待っている人は少なかった。

「この後ご用事は何時からですか?」

「いや、何時からっていうか会社に『朝ちょっと遅れる』って言って来てるんですけど、この近くに勤めてる訳じゃないので、もうちょっとしたら行かないと」

「鈴木先生ですね、確認してみます」といった看護師はすぐに戻って来ると「今から呼ばれます」との事。

すぐに17番の診察室に呼ばれて、入った私に

今日は、一人で来られたんですか?」と鈴木医師。意味深な言い方。

「え?はい。前回、すぐ終わるから言われましたし。誰かと一緒にって言われてないので」そう前回、明らかに軽い感じで流して言われた。

「検査の結果なんですけど、ちょっと・・・悪いほうの結果が出ていて・・・。取った細胞の8割くらいは扁平上皮癌っていって、そんな悪くないガンの異形成なんだけど、2割ぐらいは上皮内腺がんで、腺がんは厄介で。スキップリージョンていって、こうスキップしてあったりするから。」

そう言って、白紙にダイアグラムを手書きする医師。子宮の絵。頸部を丸く囲って、そこから子宮奥の方面に飛んでる点をペンで書いていく。

センガン?センガンって??この今の説明受けても、そもそもベースに 子宮頸がん のタイプなんて予備知識がないので、全然しっくり頭に入ってこない。センガンて何?子宮頸がん_腺癌

医師は続いて紙に上皮内腺がん、浸潤ガンと書く。

「ガンは上皮内癌と浸潤ガンとあるんだけど、浸潤ガンは見つからなかった。で、上皮内腺がんの場合は、円錐切除っていって子宮の頸部を切り取る手術と、子宮を摘出する手術とあるんですけど・・・・・・・・。円錐切除しましょう。遅くても2か月以内にはしたいから・・・、ちょっとカレンダー持ってきて」

看護師、手術予定カレンダー持ってくる。カレンダーをめくって、目繰り返して7,8月を行き来する鈴木医師。

「1時間くらいの簡単な手術で入院は手術の前の日から2泊3日になるんですけど。8月10日か21日とかどうですか?」

「それくらいがちょうどいいですね。会社もそのあたりお盆やすみなんで」

私がそう答えると、バーコードシールをペタン、21日のところに貼る。が、カレンダーをじーっと見たまま静止する医師。

沈黙。

・・・・・。意味深な沈黙。

ふと、そのカレンダーをペラっと前にめくって、沈黙。・・・・。

「早いほうがいいから7月10日はどうですか?」と医師。

「え、でも手術とかしたら、何か出来ないことあるんじゃないですか?」

「いや別にないですよ。翌日退院したら、午後から仕事も普通に行けるし。」

「ちょっと7月は仕事もう予定はいってるしあんまり抜けたくないのと、あと19日から旅行でイタリアなんですけど!!」

「あ、旅行?ずらせませんか?多分大丈夫なんだけど、術後10日~2週間くらいで瘡蓋が取れて大量に出血する人いるから、そしたら病院にだけ行けるようにして。止血の注射しないといけないから」

今更ずらせるかい!国内外移動も、コンサートも全部チケット支払い済みだわ。決行以外の選択肢としては「ズラス」じゃなくて、お金は諦めて「中止」しかない・・・

「できれば8月のほうがいいんですけど・・・・」

「でも、これもうガンになってるから!腺がんて危ないほうのガンが出てるから。スキップしてあるかもしれないから早いほうがいい。普通手術って結構待つんですけど、ここ7月10日、たまたま空きが出たんで。それに、8月もいっぱいなんですよね。」って。7月空いててラッキーだろ?という推しで。さっき8月にシール貼ったんは何やってん!?

矛盾点に突っ込みを入れたい気持ちも普段なら速攻で湧いてきただろうが、ガン・・・最初から 子宮頸がん の検査だけど、「もうガンになってるから」っていう告知が全く予想外だったのでショック受けてる上に、腺がん=悪いガンを強調されて訳の分からないまま理解しようとするから頭がいっぱい。センガンて何? スキップってしてたらどうなの?でも進行してないのに急ぐの?手術ってこの(とても若い)先生がやるのかな・・・心配。でも今は、早く会社にいかなきゃ。

取り合えず手術日を承諾し、1週間後の術前検査の予約をして帰る。

「来週はご家族と一緒に来てください。手術の同意書の説明もしますので。」

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この記事を書いた人

Macaron

イタリア語・英語の通訳、翻訳などをしているトライリンガル。しかし仕事をしてるより放浪してる方が多い。